虹ヶ咲5thライブを回顧する
もうあの日から1年が経ったのかと思うと、時の流れを実感する。
人生最高の2週間だったし、今も千秋楽のあの日のことは鮮明に覚えている。
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所
虹ヶ咲の5回目のナンバリングライブにして、初めて虹ヶ咲のメンバー13人全員が揃ったライブだった。
そして、最後の13人でのライブだった。
思えば、ライブに参加するまでも長かった。
前回の4thライブは会場が京セラドーム大阪で、蔓延防止対策が出されていたにも関わらず約1万5000人を動員した。そして次のライブの会場は8000人程の東京ガーデンシアターと、1万人程の武蔵野の森総合スポーツプラザ。
いや、キャパ足りないだろ!!!とみんなが思ったであろう。特にガーデンシアターの方のシリアルはTVアニメのOPとEDのCDに付いてきたのだが、単価が安くて積みやすいのもあり案の定売り切れ続出だった。
あまりにも買えないためシリアルの入力期限が延長される異例の事態となった。
また、この抽選で意図的な操作があったと言われているが今回はスルーしておく。
私は4公演全て最速先行で落選したのだが、何とか2次抽選や一般販売でチケットを勝ち取り無事全通を確定させた。
そして、もうひとつ忘れては行けないのがキャストの相次ぐコロナ感染だった。
5thライブの1ヶ月ほど前から虹ヶ咲のキャストが次々とコロナにかかり始め、5thライブ全員揃うのか!?という不安があった。
ここら辺は前田佳織里さんが一日目のMCで触れているので円盤で確認して欲しい。
もちろん、自分自身がコロナに感染して行けなくなる可能性もあったため、当日の朝目を覚ます時まで本当に怖かったのを覚えている。
今考えてみると、コロナを乗り越えて誰一人欠けることなく走り抜けられて本当に良かった。
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改めて見ても物凄いセットリストだ。語ろうと思えばいくらでも語れるくらい5thライブは思い出に残っているのだが、今回は特に思い入れの深い所をピックアップして行きたいと思う。
Eutopia
虹ヶ咲2期の挿入歌の中で、この曲を語らずに何を語るというのだろうか。
アニガサキにおいてのランジュというキャラに対しての不安を全てこの曲がかき消してくれた。
https://youtu.be/Z2P818AAOn8?si=VsyJ0CBHA5sCkEon
这地球就是绕着我转(地球は私の周りを回っている)や、我来吸引这世界(私が世界を魅了する)と言ったかっこいい中国語の歌詞がショウ・ランジュというキャラクターの魅力を引きたてていて本当に素晴らしい曲だと思う。
日中英の3ヶ国語で歌われる難しい曲であるにもかかわらず、法元さんのパフォーマンスも公演を重ねていく事に素晴らしくなっていって、千秋楽のEutopiaは最高だった。
TOKIMEKI Runners(9人ver.)
本当にこれを再現してくれてありがとうと言いたい。そして、最後に9人でステージに立ってくれてありがとうと言いたい。
3年前の、虹ヶ咲の初めてのワンマンライブで、1番最初に9人で披露したこの曲。
そして、武蔵野の森に戻ってきた5thライブがこの9人でのTOKIMEKI Runnersの終着点。
これ以上ない最高のストーリーだった。
また、今回のTOKIMEKI Runnersはアニメ8話と同じく、高咲侑/矢野妃菜喜さんによるイントロの伴奏があった。
ここまでの3公演では全く問題なかったのだが、千秋楽で初めて演奏が止まってしまった。
当時は声出しが禁止だったため、我々は頑張れ!という思いを込めた拍手をするだけしか出来なかった。
今もこの拍手が正しい選択肢だったか分からない。
ただ、後々円盤を見返したら他のキャストが頑張れ!大丈夫だよ!と、声をかけていたのが拾われていたので声出し禁止で良かったのかもしれない。
TOKIMEKI Runnersから始まった初期メンバーの物語。
その最後を飾ったのもTOKIMEKI Runnersで本当に良かった。
Future Parade
アニメ2期の象徴であり、アニメ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の集大成とも言える曲。
Future Paradeはその前の矢野妃菜喜さんの言葉も含めて見て欲しい。
自分はアニメ1期の夢がここからはじまるよ が虹ヶ咲の中で1番大好きな曲で、正直に言うと、アニメリアタイ時、初めてFuture Paradeを聞いた時の感想が「夢ここの方が好きだな。」だった。
もちろんFuture Paradeも素晴らしい曲なのだが、どうしてもTVアニメ1期の夢がここからはじまるよの感動を超えることは出来なかった。
5thライブに行くまでは。
5thライブでのFuture Parade、本当に最高だった。ラブライブのライブは再現性を重視しているのは有名な話だが、今回のFuture Paradeは今までのラブライブのライブの中でも1番再現度が高かったのではないだろうか。いや、もう再現などではなくテレビアニメの世界が目の前に広がっていた。
高咲侑/矢野妃菜喜さんの「みんなー!大好きー!」の声とともに、アニメの世界に入り込んだ気がする。そして、「私たちがいるから!元気が欲しい時は会いに来て!」と声をかける姿は高咲侑そのものであった。
ライブの前と後で1番好きになった曲は間違いなくFuture Paradeです。
テレビアニメ1期ソロメドレー
本当に本当に聴きたかった曲たち。
3rdライブに行けなくて、パソコンの画面越しからでしか聴けなかった曲をようやく生で聴くことが出来た。
幕前が開けて、Dream with Youが流れた瞬間、歓喜とどよめきが混ざった声を抑えることが出来なかった。
そして、Poppin’Up!、DIVE!、サイコーハート、La Bella Patria、ツナガルコネクト、Butterfly、Solitude Rain、VIVID WORLD……
大好きで大好きで何回も聞いた曲が次々に披露されて、ただただ無我夢中でブレードを振っていた。
本当にありがとう。
千秋楽のMC
虹ヶ咲のライブでのMCには何度も心を打たれてきた。例えば1stの田中ちえ美さんのMCとか、2ndの相良茉優さんのMCとか…
ただ、僕はあまり涙を流さない方で、今までMCで涙したことは1度もなかった。(はず)
ただ、今回のMCで涙を抑えきれなかったものがあった。
それが法元明菜さんのMCだった。
「夢見るたび色が増えていく」
未来ハーモニーのこの歌詞を引用した時に、自然と涙が零れてしまった。
初めてランジュがスクスタに登場したのが2020年の夏〜秋頃。ちょうどアニメ1期が放送されていた頃だ。
確かにあの時のランジュはストーリー上、明確な「敵」であった。
そんなランジュが、虹ヶ咲の一員となり、彼女のイメージカラーであるピンクゴールドは虹の1色となり、今、このステージに立てている。
本当にランジュと法元さんが報われて良かった。
法元さんが虹ヶ咲だけでなく、他のシリーズのキャラクターの誕生日の時にもイラストを添えてお祝いしてくれていた姿をずっとTwitterで見てきたので、見えないところでたくさん辛い思いをしたり、心無い言葉を言われてきただろう人が報われてくれて本当に良かった。
ダブルアンコール
時間にして5分程だったけど、とても長く感じられる時間だった。
ステージ上でのキャストたちは本当に楽しそうで、それを見ている自分も本当に楽しかった。
ようやく、ようやく13人全員が同じステージで、同じ目線で歌うことが出来たのがこのダブルアンコールだった。
虹ヶ咲は、同じメンバーでやったナンバリングは1つもない。そして、アニメとスクスタと2つの世界線が存在していた為、フルメンバーが揃うまでが本当に長かった。
ダブルアンコールのことは、正直ハッキリとは覚えていない。ただただ楽しすぎて、視界に入るキャストを見るので精一杯だった。1秒でも長く見ていたかった。
13人が、出会えたこと、今日まで全員で走り抜けたことを喜び合っているようで、本当に幸せな時間だった。
まとめ
実は、僕はこの5thライブが約2年半ぶりのライブ現地参加だった。
最後にライブに現地参加したのが2020年頭のラブライブ!フェスで、そこからコロナと受験でずっとライブからは遠ざかっていた。
2ndはもちろん、シャッフルフェスティバルも3rdもカウントダウンも現地は行けず、4thはもしかしたら間に合うかもしれなかったが3月まで入試が終わらなかったため2日とも諦めざるを得なかった。
なので、現地はラブライブフェス以来、ナンバリングとしては2019年の1stライブ以来だった。
正直、2年もブランクが空いてしまったので受験が終わった最初はラブライブ復帰するぞとなったが、あまりモチベが上がらなかった。
ただ、受験が終わって全て解放された2022年4月2日、虹ヶ咲のテレビアニメ2期が始まった。
本当にテレビアニメが放送されていた3ヶ月が楽しかった。
毎週、放送後にはTwitterや5ちゃんねるで感想を語り合い、通学の電車の中で何度も挿入歌を聴いたり、アニメを見返した。
毎週の振り返り生放送も面白く、また虹ヶ咲のアニメで盛り上がることが出来て幸せだった。
そんなアニメ2期をベースとした5thライブ、楽しくないわけがなかった。
しばらくラブライブからは遠ざかっていたが、このテレビアニメ2期と5thライブでやっぱり自分はラブライブという作品が好きなんだなと再認識することが出来た。
胡蝶抜きで、ラブライブに出会えたから今の僕がいる…これは間違いないと思います。
こんな素敵なコンテンツに出会えたことに感謝です。
そして今、自分は今海外で生活している為、次の6thライブに残念ながら現地参加することは出来ません。
日本にいなくても、虹ヶ咲のことを応援しているし(4万のユニットライブのBluRayも予約した)、もちろん配信で参加します。
6thライブで、5thライブで見せてくれた最高の景色を超えるような、素晴らしい景色が見られることを楽しみにしています。
楠木ともりさん関連について
触れようか迷ったが、やっぱり触れておくことにした。
11.1のことはよく覚えている。
この日を境に虹ヶ咲は色んな意味で大きく変わってしまった。
この日はA・ZU・NAの新曲のフラゲ日で、ユニットライブに参加するために僕も帰りにCDを買って帰った。
2022.11.1の18:05、本当に唐突な発表だった。
この日の約1週間前にはがさらじの公録のイベントがあって、楠木ともりさんも参加していたのだ。
これを現実と受け入れられなくて、意味もなくTwitterや5ちゃんねるを眺めていた。
失意の中、5thライブが最後の全員のライブだったんだな。と思った。
今思えば、5thライブはFinalライブかのような演出がいくつかあった。
唐突な振り返りムービー、僕たちはひとつの光を彷彿とさせる「いまが最高!」の文字、そして永遠の一瞬。
今考えれば、そういうことだったんだなと納得出来る。
後々知ったことだが、キャストは5thライブの前に降板のことを知らされたらしい。
つまり、年明けにA・ZU・NAのライブを控えていた大西亜玖璃さんと前田佳織里さん以外の10人は、これが楠木ともりさんと立つ最後のステージだと知らされたのだ。
それでも、決して最後だと言うことを表情に出さず、最後まで笑顔でやり遂げてくれた虹ヶ咲のキャストの皆さんに心からありがとうを言いたい。
もし、こちら側も5thが最後だと知っていたら、きっと耐えられなかっただろう。
ようやく、全員揃ったのに、ここからいい方向に進んでいくと思っていたのに。
それでも、まだライブは残っている。
2023年 2月4日、2月5日
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
UNIT LIVE! ~A・ZU・NA LAGOON~
正真正銘、優木せつ菜役としての、楠木ともりさんの最後のステージ。
1つも悔いを残さないために、絶対に両日参加すると心に誓った。
直近に参加するつもりだった同人イベントの為のお金を全てCD代に回してシリアルをかきあつめた。
結果的に両日参加出来たのだが、このユニットライブの話はまた次の記事で書くことにする。
また、ライブ会場で会いましょう!